
犬も人と同じようにさまざまな病気にかかり、かつ小型犬には小型犬の、大型犬には大型犬のかかりやすい病気があるため、注意が必要です。
ここでは、人気の犬種がそれぞれかかりやすい病気をまとめました。
ぜひ参考にしてください。
※参照元:アニコムどうぶつ白書【PDF】(https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_202212_2_2_1.pdf)
骨折しやすい、胃腸炎起こしやすい、先天的な疾患がある…など、多少は犬種によって偏りがあるので、迎え入れるタイミングでしっかり調べて加入することをおすすめします。
大型犬は、1〜2歳までに起こりやすい病気があるのと、高齢になると腫瘍のリスクは小型犬と比べると高くなります。ただし、大型犬の場合は掛け金も総じて高額になりますが、治療費も高くなりますので、しっかり検討する必要があります。
経験上、ミニチュア・ダックスフンドやコーギーなどは、謎病が他の犬種と比べて高い印象を個人的に持つので加入しておいても良いかもしれません。
謎病とはどんなに検査してもなかなか診断がつきにくい病態のことで、診断がつきにくいために、検査費が膨れ上がることがあります。
個人的には1歳半から2歳くらいまでは保険に加入しておくことを推奨します。
もちろんこの期間は誤食や骨折など、子犬が元気すぎるが故に起こる事故や、飼い主様が飼育に慣れていないなどの理由でさまざまなトラブルに遭遇するリスクが高い時期あるためです。
犬がかかりやすい病気は、犬種ごとに異なります。
ここでは、犬種ごとにかかりやすい病気を、保険の請求割合をもとに解説しています。
飼いやすさで人気のトイ・プードル。
神経質な性格のため、ストレスから胃腸炎を発症してしまうことが多いようです。
また、激しい嘔吐と食欲不振、腹部痛を伴う膵炎にもかかりやすいと言われています。
クルクルとカールした被毛は毛玉になりやすく、皮膚に汚れがたまって皮膚病を発症する例も。
外耳炎など耳の疾患にも注意が必要です。

(※)参照元:アニコム 家庭どうぶつ白書2019【PDF】をもとに独自に作成 https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_201912_3_2.pdf
トイ・プードルは、遺伝的に糖尿病や白内障にかかりやすいと言われています。
また、明るく活発な犬種である上、他の犬種よりも骨格が細いため、ちょっとした段差を飛び降りただけでも骨が折れてしまうことがあります。
趾間皮膚炎(しかんひふえん)とは、足の肉球や、指と指の間のまたの部分に起こる炎症のことです。
症状が進むと出血やかゆみや痛みを生じたり、膿が出たりします。
治療によって良くなっても再発しやすい、厄介な病気です。
また、膿皮症とは、皮膚に細菌が感染することでかゆみや脱毛、皮膚の赤みや湿疹を引き起こす皮膚病です。
チワワは、愛らしい外見と活発な性格で人気の犬種です。
かかりやすい病気としては、トイ・プードル同様、膵炎や胃腸炎などの消化器疾患が第1位。
脂腺の増生やアトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎といった皮膚トラブルが起こりやすいことでも知られています。
脂漏症や犬ニキビダニ症、淡色被毛脱毛症(カラーダイリューション)などは特に注意が必要です。

(※)参照元:アニコム 家庭どうぶつ白書2019【PDF】をもとに独自に作成 https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_201912_3_2.pdf
弁膜症とは、心臓の弁に異常が起こり、血流を一方向に保てなくなる病気のことです。
初期状態ではあまり症状がありませんが、進行するにつれて苦しそうな咳をしたり、運動後に倒れたりします。
さらに重症化すると、肺水腫や呼吸困難、チアノーゼなどの症状を起こし、死に至る場合もあるので注意が必要です。
また、気管虚脱は、気管が歪んだりつぶれたりすることで、呼吸がしづらくなる病気です。
小型犬や短頭種で発症しやすいと言われています。
1位が皮膚の腫瘍、2位がアトピー性皮膚炎、3位が趾間皮膚炎(しかんひふえん)です。
とはいえ、全くかからないわけではないので、日頃から健康診断など定期チェックなどを行うことが大切です。
胴長短足な体型が愛らしいミニチュア・ダックスフンド。
この犬種がかかりやすい病気の1位は皮膚疾患です。
特にロングヘアーの場合に多く見られます。
2位は消化器疾患。
3位耳の疾患と4位の筋骨格疾患は同じくらいの割合でした。

(※)参照元:アニコム 家庭どうぶつ白書2019【PDF】をもとに独自に作成 https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_201912_3_2.pdf
椎間板ヘルニアとは、背骨と背骨の間にある、クッション材のような役目を果たしている椎間板が、変形して飛び出してしまう病気です。
胴長なために、腰や股関節などへの負担が大きいのでしょう。
他の犬種に比べて、なりやすさは2.5倍(※)といわれています。
(※)参照元:アニコム家庭どうぶつ白書mini【PDF】(https://www.anicom-page.com/hakusho/column/pdf/171005_1.pdf)
ミニチュア・ダックスフンドは、他の犬種に比べて弁膜症や発咳、尿石症にかかりにくい傾向にあるようです。
アトピー性皮膚炎や外傷(挫傷、擦過傷、打撲)などの割合も高くありません。
異なる品種の犬を交配して生まれた混血犬。
ミックス犬とも呼ばれます。
混血犬がかかりやすい病気は親の犬種にもよりますが、グラフによると消化器疾患(24.0%)と皮膚疾患(23.5%)でほぼ同率。
3位に耳の疾患、4位に筋骨格疾患と続きます。

(※)参照元:アニコム 家庭どうぶつ白書2019【PDF】をもとに独自に作成 https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_201912_3_2.pdf
ケンネルコフ症候群とは、咳を主な症状とした伝染性の呼吸器疾患のことです。
特に、免疫力が低い子犬が発症することが多いようです。
また、膝蓋骨(亜)脱臼は、人間で言う「膝小僧」が正しい位置からずれて、痛がったり歩行が困難になったりする病気のこと。
肥満や生活環境など、膝に負担をかけない生活をすることで予防することが可能です。
混血犬(体重10kg未満)は、他の犬種に比べて白内障やてんかん、潰瘍性角膜炎にかかりにくい傾向にあるようです。
中高齢の犬に比較的多い胆泥症、角膜表面の傷によって起こる潰瘍性角膜炎の割合も高くありません。
「病気に強い犬」として知られる柴犬ですが、皮膚疾患にかかりやすいという特徴があります。
寄生虫や細菌の繁殖、アレルギー性のものなど、原因はさまざま。
特にアレルギー性皮膚炎は発症する犬が多いので、身体をかゆがるような仕草が出たときは、早めに動物病院を受診するようにしましょう。

(※)参照元:アニコム 家庭どうぶつ白書2019【PDF】をもとに独自に作成 https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_201912_3_2.pdf
皮膚炎の他に、眼の疾患も発症しやすいようです。
目の中の水が増えすぎて、眼球内の圧力が高くなってしまう緑内障をはじめ、10歳以上の老犬がかかりやすい白内障、散歩中や遊んでいるときに目に入り込む異物などが原因の結膜炎には要注意。
特に緑内障は、重症化すると失明の恐れもあります。
柴は、他の犬種に比べて歯周病や胆泥症、発咳(原因未定)にかかりにくい傾向にあるようです。
てんかんや、その他の皮膚の腫瘍などの割合も高くありません。
ただし、柴だからといってかからないわけではないので、日々の健康チェックや定期的な健康診断などは欠かさないようにしましょう。
小型犬の中でも丈夫と言われるポメラニアンですが、かかりやすい病気は消化器疾患が25.8%で第一位。
次いで、皮膚疾患(19.5%)、筋骨格疾患(13.5%)となっています。
ポメラニアンは骨が細い一方、活発で運動好き。
このため、特に若い内に骨折や脱臼をする例が多いようです。

(※)参照元:アニコム 家庭どうぶつ白書2019【PDF】をもとに独自に作成 https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_201912_3_2.pdf
気管虚脱とは、気管が変形し、呼吸が苦しくなる病気で、年齢を問わずかかる可能性があります。
また、ふわふわの被毛が可愛らしいポメラニアンですが、脱毛にも注意が必要。
特に「アロペシアX」は別名「ポメラニアン脱毛症」とも言われるほど、ポメラニアンがかかりやすい多い病気です。
意外にも、ポメラニアンは皮膚の病気の発生率が高くありません。
皮膚の腫瘍やアトピー性/アレルギー性皮膚炎での請求割合は、犬全体の半分程度です。
とはいえ、ポメラニアンだからといって皮膚炎と無縁というわけではありません。
日頃から被毛のケアをしてあげるようにしましょう。
長い口ひげと眉毛がトレードマークのミニチュア・シュナウザー。
大きな病気にはかかりにくいと言われていますが、皮膚疾患や消化器疾患、外耳炎などの耳の病気にかかりやすいとも言われています。
食欲旺盛なので、糖尿病や高脂血症などにも注意が必要です。

(※)参照元:アニコム 家庭どうぶつ白書2019【PDF】をもとに独自に作成 https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_201912_3_2.pdf
ミニチュア・シュナウザーは、遺伝的な要素として脂肪代謝異常を持っています。
また、膀胱結石も、成犬期から高齢期にかけて多く症例が見られます。
統計的に癌にかかりやすい犬種でもあるので、日頃の健康チェックは欠かさないようにするのがおすすめです。
ミニチュア・シュナウザーは筋肉質で骨格がしっかりしており、筋骨格疾患にかかりにくいのが特徴です。
また、発咳(原因未定)や疼痛(原因未定)の請求割合も半分以下です。
椎間板ヘルニアやアトピー性皮膚炎にもかかりにくいようです。
ヨークシャー・テリアは、消化器・皮膚・耳の病気にかかりやすいようです。
特に、1歳未満のヨークシャー・テリアに発症例が多いのが「門脈シャント」です。
栄養をうまく全身に吸収できず、毒素が全身を回ってしまう病気です。
重症化すると、ふらつきや徘徊といった神経症状が現れます。

(※)参照元:アニコム 家庭どうぶつ白書2019【PDF】をもとに独自に作成 https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_201912_3_2.pdf
特に注意したいのが、タンパク質喪失性腸症です。
これは、たんぱく質が消化管から漏れ出すことで、血中のたんぱく質が低下してしまう病気です。
年齢問わず発症例があります。
また、十字靱帯損傷・断裂や乾性角結膜炎・KCS・ドライアイにも注意が必要です。
ヨークシャー・テリアは小柄で華奢ですが、他の犬よりも椎間板ヘルニアでの請求割合が低いようです。
また、弁膜症や甲状腺機能低下症、疼痛、アトピー性皮膚炎も低い割合となっています。
シー・ズーがかかりやすい病気としては、とにかく皮膚疾患(43.3%)が高いようです。
次いで、目の疾患(29.0%)、消化器疾患(26.6%)、耳の疾患(26.6%)が高く、この4疾患が大部分を占めています。

(※)参照元:アニコム 家庭どうぶつ白書2019【PDF】をもとに独自に作成 https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_201912_3_2.pdf
被毛が豊富で、垂れ耳が愛らしいのがシー・ズーの特徴ですが、皮膚病や外耳炎にかかりやすいため、ブラッシングなどお手入れが欠かせません。
また、大きな目に睫が刺さったり、ドライアイや流涙症になったりと、他の犬種よりも目の病気にかかりやすい傾向があります。
シー・ズーは他の犬種よりも椎間板ヘルニアでの請求割合が低いようです。
ただし、ヘルニアの中でも遺伝性要因の強いハンセンⅠ型にかかりやすい犬種でもあります。
3~6歳で発症する例が多いため、注意して見ておきましょう。
国内のみならず、海外でも人気のフレンチ・ブルドッグ。
フレンチ・ブルドッグはとにかく皮膚がデリケートで、皮膚炎などの皮膚疾患にかかりやすいのが特徴です。
鼻が短く呼吸もしづらいため、体温調節が苦手。
皮膚を守る・体温調節を助けるために、洋服を取り入れるのがおすすめです。

(※)参照元:アニコム 家庭どうぶつ白書2019【PDF】をもとに独自に作成 https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_201912_3_2.pdf
また、他の犬種に比べて軟口蓋過長症や耳血腫、毛包虫症、潰瘍性角膜炎(かいようせいかくまくえん)などにもかかりやすい犬種です。
軟口蓋過長症とは、硬口蓋(口の中の天井)の長さによって起こる、呼吸器疾患のことです。
フレンチ・ブルドッグは他の犬種よりも歯周病/歯肉炎、膝蓋骨(亜)脱臼、胆泥症での請求割合が低いようです。
ただし、フレンチ・ブルドッグだからといってかからないわけではないので、日々の様子を注意して見ておくことが大切です。
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