
猫も人と同じようにさまざまな病気にかかりますが、「この猫種だから特に病気にかかりやすい」ということはありません。
ただし、種類によってかかりやすい病気があるため、注意が必要です。
ここでは、人気の猫種がそれぞれかかりやすい病気をまとめました。
ぜひ参考にしてください。
どの猫種の体が弱い、ということはあまりありませんが、猫は10歳を超えたあたりでホルモン疾患の懸念も急速に高まるので、最遅でも10歳前に加入しておくのが良いでしょう。
純血種ではない日本猫であっても、先天性疾患および高齢になると起こりやすい病気病態は純血種と同様に起こるので、10歳前後には加入しておきたいものです。
猫の種類によって、かかりやすい病気・かかりにくい病気が異なります。
ここでは保険金の請求データをもとに、猫種ごとにかかりやすい病気を解説します。
混血種は、「下痢や嘔吐」といった消化器疾患に最もかかりやすいと言われています。
次いで、膀胱炎や尿道炎などの泌尿器疾患、アレルギー性皮膚炎・ニキビダニ症・アトピー性皮膚炎といった皮膚疾患も多いようです。

(※)参照元:アニコム 家庭どうぶつ白書2017【PDF】をもとに独自に作成 https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_201712_2.pdf
歯肉の炎症である「歯肉炎」と、「歯周炎」(歯肉の下の歯を支える歯周組織の炎症)の総称を歯周病と言います。
猫の口の病気で特に多いのが歯周病です。
肝酵素上昇とは、ALT、AST、ALP、GGTなどの肝酵素の数値が上昇すること。
肝臓の疾患だけでなく、他の疾患の影響で高くなっているケースもあり、原因はさまざまです。
混血猫は、他の種類よりも原因不明の外耳炎、その他の呼吸器疾患、目やに(原因不明)にかかりにくいようです。
だからといってかからないわけではないので、他の病気と同様に日々の健康チェックや定期的な健康診断などを欠かさないようにしましょう。
非常に人気が高いスコティッシュ・フォールドですが、消化器疾患や泌尿器疾患にかかりやすいと言われています。
特に泌尿器疾患については、尿石の元になるシュウ酸カルシウム結晶が生まれやすいと言われています。
高齢猫のリスクが比較的高いので注意してください。

(※)参照元:アニコム 家庭どうぶつ白書2017【PDF】をもとに独自に作成 https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_201712_2.pdf
特に折れ耳のスコティッシュフォールドに特有の関節症が「骨軟骨異形成症」です。
関節の骨が膨らんで、うまく動かせなくなる病気です。
特に手根関節、足根関節、尾椎に強く症状がでて、痛みを伴う場合があります。
症状が出た場合は、サプリメントや鎮痛剤を投薬して痛みを緩和します。
一方で、歯周病/歯肉炎や脱毛、食欲不振などの元気喪失は、他の猫より少ないようです。
基本的にスコティッシュ・フォールドは遺伝的に弱い猫種なので、日々の健康チェックや定期的な健康診断などをこころがけてください。
アメリカン・ショートヘアーは、基本的に体が強く、健康な猫種です。
しかし、他の猫種と同じように消化器疾患や泌尿器疾患、皮膚疾患に注意が必要です。
また、太りやすい体質のため、肥満が原因の糖尿病や体重増加による関節疾患にかかりやすいともいわれています。

(※)参照元:アニコム 家庭どうぶつ白書2017【PDF】をもとに独自に作成 https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_201712_2.pdf
腎結石は、尿路の一番上流に位置する腎臓に尿路結石ができてしまう病気です。
人間なら激しい痛みを感じる病気ですが、猫はあまり痛がらず、少し元気・食欲がなくなるだけ。
このため、健康診断などで偶然発見されるケースが多いようです。
歯周病/歯肉炎や皮膚の痒み、鼻炎/副鼻腔炎/上部気道炎といった疾患は、そこまで発生確率が高くありません。
原因不明、あるいはアレルギー性の皮膚炎などにもかかりにくいようです。
ダックスフンドのような、短い手足が可愛いマンチカン。
遺伝性の病気は少ないものの、他の猫種と同様、消化器疾患や泌尿器疾患、皮膚疾患の請求割合が高いので、気をつけましょう。
特に多発性嚢胞腎の好発種と言われているので、注意が必要です。

(※)参照元:アニコム 家庭どうぶつ白書2017【PDF】をもとに独自に作成 https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_202112.pdf
耳疥癬・ミミヒゼンダニ症とは、ミミヒゼンダニというダニが耳の中に寄生することで起こる病気です。
そして皮膚疥癬症は、ヒゼンダニというダニによって起こる皮膚病です。
どちらも強いかゆみや炎症を伴います。
歯周病/歯肉炎や慢性腎臓病、アレルギー性皮膚炎といった疾患の発生確率は、そこまで高くありません。
とはいえ、他の病気と同様に日々の健康チェックや定期的な健康診断などは欠かせません。
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